2017年06月15日 18:58

修理 スバル レガシィ 19年式 走行異音

カテゴリ:修理
平成19年式スバルレガシィ CBA-BP5 走行距離205000㎞のお車です。


え!そんなに車って持つの?とびっくりされるかもしれませんがこのお車、実は前オーナーに新車で
ご購入いだだいて、その後買い替え時に同じ会社の同僚(現オーナー)に車を譲られ、引き続き
当社にて見させていただいてるお車です。
前オーナーの方もヘビーユーザーでしたがきっちりと点検、車検、オイル交換等と行っていて
現オーナーの方も同じく点検、車検等させていただいています。ちゃんと整備してると以外と持つもんですねw
勿論、限度はありますけどw

さて先日、点検でご入庫いただいたところ、試運転すると後ろから「ご~~~」とウナリ音がします。
ご入庫の時点で調子をお聞きするのですが、調子は良いとの事。
???と思ったのですが取り敢えず原因を探るとリヤ右のホイールベアリングからの音の様です。
点検に空けていただいたのは日数は1日。
時間とお金も掛かる。距離も走ってる事だし、お客様に連絡してからという事にして他の点検は済まし連絡。
「言われてみれば、そういえばそうかな~」と事。

こういうのは実は結構ある事なんです。

自動車に使われてる部品は新車から徐々に摩耗もしくは劣化していきます。
その限界が近づいて来た兆候の一つの異音も徐々に大きくなってくのですが、それがゆ~~っくりですので
耳が慣れてしまって異常(異音)と気付かないのです。たまたま点検で乗ったメカニックが気が付くのはそういう事なんですね。

修理代金と掛かる時間を説明し、後日整備するという事で再度ご入庫いただきました。
お車をリフトアップしホイールハブという部品を交換します。今回片側だけが音を出してるのですが
同じ時期に作られ同じ車に装着された部品、左右が違うだけで同じ負荷を与え続けていた訳ですので
今回、両方共、交換します。


ドライブシャフトを抜いてるのですが、これが固い!油を指して特殊工具を使って他の部品を壊さないように
慎重に抜いていきます。


ようやく外れましたwふーーー!


これがホイールハブです。4輪あるうちの一つですが今まで20万キロ以上頑張ってきたんですね。


裏に見えてるのがベアリングです。この部品はベアリング単体では供給がないようですのでハブごと交換します。


あれだけ外す時は手こずったシャフトも組み付けは意外とすんなりw


無事、修理完了しました。試運転後、本当に静かになりました。びっくりして喜んだお客さまの様子がみてみたい!





メカニックのささやかな楽しみですw







  


Posted by yahagi-ohagi │コメント(0)